米FRBが最新経済報告「景気はほとんどの地域で緩やかに拡大」

「ベージュブック」と呼ばれるアメリカの中央銀行の最新の経済報告が公表され「景気はほとんどの地域で緩やかに拡大している」として、前回よりも上向きの判断を示しました。

アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会は年に8回、国内の経済情勢をまとめていて、3日、最新版を公表しました。

この中で、景気の現状について「ほとんどの地域で緩やかに拡大している」として、前回1月の報告よりも上向きの判断を示しました。

このうち東部の地域では「製造業の企業の40%以上で新規受注が増加した」としています。

また、景気の先行きについても「新型コロナウイルスのワクチン接種が広がるにつれ、ほとんどの企業が半年から1年先を楽観的にみている」として、前向きな見方が広がっているという判断を示しました。

一方で、鉄や木材の価格上昇のほか、ゼロ金利政策を背景に歴史的に低くなっている住宅ローン金利が、住宅価格の上昇に拍車をかけているといった報告もありました。

また雇用については、飲食や娯楽分野の規制が厳しいニューヨークなどで弱いままだとしています。

アメリカでは、景気回復の動きを受けて金融市場で長期金利が急上昇し、株価が不安定な動きを見せるなどしていて、FRBが今月16日から開く会合への注目度が高まっています。