クジラの生息域 温暖化影響で北に変化か 日本鯨類研究所

クジラの研究を行っている日本鯨類研究所は、地球温暖化による海水温の上昇でクジラの生息域が変化している可能性があるとして、3月中旬から調査を行って詳しい生態を調べることになりました。

日本はおととし、IWC=国際捕鯨委員会を脱退し、和歌山県太地町の捕鯨船などは、日本近海で商業捕鯨を再開しました。

水産庁によりますと、去年の小型船によるミンククジラの捕獲数は、国が定めた上限である132頭のおよそ70%にあたる95頭でした。

クジラの研究を行っている日本鯨類研究所は、ミンククジラが日本近海を回遊する時期がこれまでより1か月程度早くなったり、生息域が北に変化している可能性があると分析しています。

その理由として、温暖化の影響で海水温が上昇し、餌となるイワシやオキアミが豊富にいる場所が変わり、それを追ってクジラが移動したのではないかとみています。

研究所はクジラの生態を詳しく調べるため、3月15日から国の補助を受けて、福島県から青森県沖の太平洋で生息状況や海水温の変化について船を出して調査を行うことにしています。