新型コロナ 10都府県の6指標の状況(3月2日時点)

政府の分科会は感染状況を示す4つのステージのうち、どのステージにあるか判断するための指標として「病床のひっ迫具合」「療養者数」「PCR検査の陽性率」「新規感染者数」「直近1週間と前の週の感染者数の比較」「感染経路が不明な人の割合」の6つを挙げています。

内閣官房は今月2日時点で、緊急事態宣言が出ている4都県と、先月まで宣言が出されていた6府県の感染状況をまとめていますが、最も深刻な「ステージ4」に該当する値はなくなりました。

なお「病床のひっ迫具合」については、自治体の中にはすぐに受け入れることができる「即応病床数」を元に、国とは異なる値を公表しているところもあります。

1 病床のひっ迫

まず病床のひっ迫具合です。

病床使用率は「ステージ3」が20%、「ステージ4」は50%が目安です。

病床全体の使用率は、東京都で32%、埼玉県で42%、千葉県で※50%、神奈川県で29%、愛知県で27%、岐阜県で19%、大阪府で27%、兵庫県で29%、京都府で18%、福岡県で36%です。

このうち、重症者用の病床は、東京都で33%、埼玉県で20%、千葉県で16%、神奈川県で15%、愛知県で25%、岐阜県で12%、大阪府で34%、兵庫県で34%、京都府で12%、福岡県で18%となっています。

※内閣官房によりますと、千葉県は49.7%で四捨五入しています。

2 療養者数

続いて療養者数は人口10万人当たり、「ステージ3」が15人、「ステージ4」は25人が目安です。

東京都で22人、埼玉県で17人、千葉県で24人、神奈川県で11人、愛知県で8人、岐阜県で7人、大阪府で12人、兵庫県で7人、京都府で11人、福岡県で11人です。

3 検査陽性率

最近1週間のPCR検査などの陽性率です。

目安の値は「ステージ3」、「ステージ4」ともに10%です。

東京都で3.4%、埼玉県で2.7%、千葉県で5.1%、神奈川県で4.4%、愛知県で2.3%、岐阜県で1.1%、大阪府で1.4%、兵庫県で1.8%、京都府で1.1%、福岡県で1.7%となっています。

4 新規感染者数

人口10万人当たりの新規感染者は「ステージ3」が15人、「ステージ4」は25人が目安です。

東京都で13人、埼玉県で9人、千葉県で14人、神奈川県で8人、愛知県で4人、岐阜県で2人、大阪府で5人、兵庫県で3人、京都府で1人、福岡県で4人となっています。

5 直近1週間と前の週の新規感染者数の比較

直近の1週間と、その前の週の感染者数の比較は、目安の値は「ステージ3」、「ステージ4」ともに1倍です。

東京都で0.83、埼玉県で0.73、千葉県で0.94、神奈川県で0.94、愛知県で0.81、岐阜県で0.69、大阪府で0.76、兵庫県で0.74、京都府で0.41、福岡県で0.52となっています。

6 感染経路不明者の割合

最後に感染経路が不明な人の割合です。

目安の値は「ステージ3」、「ステージ4」ともに50%です。

東京都で36%、埼玉県で31%、千葉県で26%、神奈川県で31%、愛知県で34%、岐阜県で16%、大阪府で49%、兵庫県で43%、京都府で28%、福岡県で31%でした。