京都 南座で「流し雛」 桃の節句に無病息災祈る

桃の節句の3日、京都の南座で長い布を川に見立てて人形を流し、無病息災を祈る「流し雛」が行われました。

この「流し雛」は、京都市東山区にある南座が初めて企画し、舞台には、川に見立てて長さ18メートル、幅3メートル60センチある水色の布が用意されました。

そして、中村壱太郎さんや尾上右近さんなど4人の若手の歌舞伎俳優が、わらの小舟に乗せた人形を布の上に置くと、人形は舞台そでから糸で引っ張られて、流れるようにゆっくりと動いていきました。
舞台には、今月6日からの公演で演じられる「義経千本桜」の一場面、「吉野山」の満開の桜のセットが飾りつけられていて、春の雰囲気がただよう中、参加した俳優たちは人形を流して無病息災や舞台の成功を祈っていました。

中村壱太郎さんは「さまざまな厄難が去ってほしいという思いを込めて流しました。気が抜けない生活が続いていますが、劇場は春らんまんの雰囲気なので、非日常的な晴れやかな空間を楽しんでほしいです」と話していました。