バイデン大統領 閣僚級人事で初のつまずき 政権運営への痛手か

アメリカのバイデン大統領は閣僚級ポストの1つ、行政管理予算局の局長に指名したニーラ・タンデン氏について、過去のツイッターへの書き込みが問題視され、議会での承認が困難となる中、指名を取り下げました。
政権発足以来、閣僚級人事の取り下げは初めてです。

ホワイトハウスは2日、行政管理予算局の局長に指名されていたニーラ・タンデン氏から辞退の申し出があり、バイデン大統領が指名を取り下げたと発表しました。

民主党系シンクタンクの所長を務めるタンデン氏は、インド系アメリカ人の女性で、閣僚級ポストへの指名はバイデン政権が掲げる多様性を象徴する人事の1つでした。

しかし、タンデン氏が過去に与野党の議員らに対してツイッターに攻撃的な書き込みを行っていたことが問題視され、指名の承認を行う議会上院で与野党の勢力がきっ抗する中、与党・民主党からも異論が出て、承認が困難な状況となっていました。

バイデン大統領が閣僚級の人事で指名を取り下げるのは初めてです。

バイデン大統領は声明で、タンデン氏に政権内で役割を担ってもらうことを期待しているとして、議会の承認が必要ないポストに起用する考えを示していますが、与党内からも反対の声が上がっての閣僚級人事でのつまずきは、政権運営への痛手となりそうです。