ASEAN外相会議 スー・チー氏解放求める声も具体策盛り込まれず

ミャンマーで起きたクーデターをめぐってASEAN=東南アジア諸国連合としての対応を話し合う非公式の外相会議が開かれ、アウン・サン・スー・チー氏らの解放を求める声が相次ぎました。一方で、会議後に出された議長声明に事態の打開に向けた具体策は盛り込まれませんでした。

会議は2日オンライン形式で開かれました。

各国政府の発表などによりますとこの中では、スー・チー氏ら拘束された人たちの解放を求める声が相次ぎました。

マレーシアのヒシャムディン外相は「スー・チー氏を含む政治的指導者たちの迅速かつ無条件での解放を求める」と述べたということです。

また、シンガポールのバラクリシュナン外相も「スー・チー氏など政治的に拘束された人たちが直接交渉に参加できるよう即時の解放を強く求める」と訴え、会議のあと地元メディアの取材に対し「軍の指導者たちをミャンマーの政府として認めない」とも表明しました。

これに対してミャンマー軍から外相に任命されたワナ・マウン・ルウィン氏は去年の総選挙で不正があったとして、軍の正当性を主張したものとみられます。

会議後に発表された議長声明は「ミャンマーの状況に懸念を表明する」とした上で、「ASEANは積極的、平和的かつ建設的にミャンマーを支援する用意がある」との表現を盛り込んでいます。

しかし事態の打開に向けた具体策は盛り込まれませんでした。

ASEANの中には関与に消極的な国もあるため一致した提案を出せなかったとみられ、引き続き模索が続く見通しです。