ワクチンを国内初空輸 沖縄県に到着

医療従事者を対象にした新型コロナウイルスのワクチンの優先接種が各地で始まるのに向けて、2日夜、ワクチンが沖縄県に届きました。

2日午後10時40分すぎ、那覇空港に到着した旅客機で、医療従事者の優先接種に使われるワクチンが、沖縄県に初めて届けられました。

ワクチンの国内での空輸は今回が初めてだということです。

ワクチンは、ドライアイスでマイナス70度に保たれたコンテナに入れられていて、旅客機の到着後にコンテナが車に載せられて、空港内の貨物ターミナルにある保冷庫に格納されました。

沖縄県によりますと、到着したワクチンは7箱、少なくとも6825回分あり、県内7か所の病院に順次、運ばれるということです。

県立南部医療センター・こども医療センター、県立北部病院、県立中部病院、琉球大学病院、浦添総合病院には3日、県立八重山病院には4日、県立宮古病院には5日届けられる予定です。

沖縄県内での医療従事者への接種は今週中に始まり、およそ5万7000人が対象になるということです。