西村経済再生相 緊急事態宣言「ギリギリまで精査し判断」

西村経済再生担当大臣は、2日夜、全国知事会とオンラインで意見交換しました。西村大臣は、首都圏の1都3県に出されている緊急事態宣言の扱いについて「『ステージ4』の指標を示すところもあるので、確実に『ステージ3』になっていくよう、対策の徹底に取り組んでいる。7日の期限に向けて、ギリギリまで数字を精査しながら判断したい」と述べました。

また、来月にかけて人の移動や行事が増えるという見通しを示したうえで「飲食の機会も多くなるので注意が必要だ。変異したウイルスも感染力が強いと言われており、徹底した対策が必要だ」と述べました。

これに対し、全国知事会の飯泉会長は、全国の知事から感染の再拡大を危惧する声が出ていると指摘し「1都3県の解除についても、知事としっかり連携し、適切な判断をお願いしたい」と求めました。

また、「Go Toトラベル」について感染が収まっている地域に限って実施するなど柔軟な対応の検討や、経済支援策の拡充なども要望しました。