仏サルコジ元大統領 贈賄などの罪で実刑判決 禁錮3年 2年猶予

フランスのサルコジ元大統領が、みずからの疑惑に関する捜査の情報を得ようと検察官に人事での口利きを持ちかけたとして贈賄などの罪に問われた事件で、裁判所は禁錮3年としたうえで、このうち2年は執行を猶予し、1年の実刑とする判決を言い渡しました。
サルコジ元大統領側は控訴する方針です。

フランスのサルコジ元大統領(66)は、2007年の大統領選挙でのみずからへの違法献金疑惑を巡り、捜査の情報を得ようと検察官に人事での口利きを持ちかけたとして贈賄などの罪に問われています。

サルコジ元大統領側は一貫して無罪を主張していますが、パリの裁判所は1日の判決公判で「司法の独立を保証する大統領だったサルコジ氏は個人的な利益のためにその地位を利用した」と指摘しました。

そのうえでサルコジ元大統領に対し、禁錮3年としたうえで、このうち2年は執行を猶予し、1年の実刑とする判決を言い渡しました。

サルコジ元大統領側は控訴する方針です。

サルコジ元大統領は、リビアから不正に選挙資金を受け取った疑いでも捜査されているほか、再選を目指した2012年の大統領選挙でも選挙資金を過少に申告した罪に問われています。

フランスの大統領経験者では、シラク元大統領がパリ市長だった頃に職員を雇用したように見せかけて公金を党の資金に流用した罪で有罪判決を受けていますが、実刑判決を受けたのはサルコジ元大統領が初めてです。