「コロナに打ち克つ年に」自民がことしの運動方針の原案

自民党は、ことしの運動方針の原案をまとめ、すべての国民がワクチンの接種を受けられるよう体制の整備を急ぎ「新型コロナウイルスに打ち克つ年」とすることなどを掲げています。

自民党は、ことしの運動方針案の作成を進めていて、その原案が明らかになりました。

それによりますと、新型コロナウイルス対策について「すべての人が安全で有効なワクチンを1日でも早く接種できるよう全力を尽くし、ことしを必ずコロナに打ち克つとともに、ポストコロナの未来を切り拓く勝負の年とする」としています。

また、秋までに行われる衆議院選挙について「党が一丸となって最大の政治決戦を戦い抜く」とする一方、所属議員の議員辞職や離党が相次いだことを念頭に「『政治は国民のもの』との初心を肝に銘じ、常に自らの政治行動を省みながら襟を正す」としています。

さらに、党の意思決定に女性の参画を確保することも盛り込んでいます。

このほか、憲法改正については「国会の憲法審査会の場で建設的で活発な議論を行い、憲法改正原案の国会発議を目指す」としています。

自民党は、さらに調整を進めたうえで、今月21日に開く党大会で採択する予定です。