プロ野球 キャンプ地での陽性者なし 12球団すべての日程終了

プロ野球のキャンプは、1日で12球団の日程が終了しました。新型コロナウイルスの感染を調べるために、すべてのチーム関係者が定期的にPCR検査を受けましたが、キャンプ地で陽性と判定された人はいませんでした。

プロ野球のキャンプは、28日までに9球団がすべての日程を終え、1日は阪神と広島、それに日本ハムが打ち上げて、12球団すべてがキャンプ地を離れました。

ことしは新型コロナウイルスの感染を調べるため、選手をはじめ、すべてのチーム関係者や審判員、報道陣などが、キャンプ地に移動する直前やキャンプ地に入ってからも、1週間に1回程度、定期的にPCR検査を受けました。

NPB=日本野球機構のまとめによりますと、先月26日までに延べ1万7573件の検査が行われ、オリックスのヒギンス投手と中日の2軍コーチ、それにオリックスのスタッフの3人が、キャンプ地に移動する前の検査で陽性と判定されましたが、キャンプ地に入ってから陽性と判定された人はいなかったということです。

NPBの井原敦事務局長は「現地の関係機関のご協力で、なんとか無事にキャンプを終えることができた。ご理解をいただいた県民の皆さんにも感謝したい。この実績をオープン戦とシーズンへとしっかり生かしていきたい」と話していました。