バンダイナムコHD 米のゲームセンター事業撤退発表 コロナ影響

おもちゃやゲームなどの大手メーカー「バンダイナムコホールディングス」は、アメリカで運営するゲームセンターの事業について、新型コロナウイルスの影響で休業が続き、今後も厳しい状況が続くと予想されるとして事業から撤退すると発表しました。

バンダイナムコホールディングスは、アメリカの子会社が運営する35店舗の直営のゲームセンターについて、今月末で別の会社3社に事業を売却して撤退すると発表しました。

売却額や売却先の会社は明らかにしていません。

撤退の理由について会社では、新型コロナウイルスの影響でアメリカ国内の多くの施設で休業が続き、今年度1年間で13億円の営業赤字が見込まれるうえ、今後も厳しい事業環境が続くと予想されるためとしています。

バンダイナムコホールディングスは、新型コロナウイルスの感染拡大などに伴って利用客が減少している国内外のゲームセンターの見直しを進めていて、見直しの費用として今年度の決算で130億円の特別損失を計上する見込みで、感染拡大がゲームセンターにも影響を及ぼしています。