東京都 新型コロナ19人死亡 121人感染 7日間平均は前週の8割余

東京都内では1日、新たに121人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、1日までの7日間平均は前の週の8割余りで、都が目安にしている「7割以下」を超えました。
また、都は感染が確認された19人が死亡したことを明らかにし、このうち12人は医療機関や高齢者施設で感染しました。

東京都は1日、都内で新たに10歳未満から80代までの男女合わせて121人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1日までの7日間平均は269.3人で、前の週の81.9%となっています。

都は、7日間平均を前の週の7割以下に抑えることを目安にしていて、1日の数値はこの目安を超えています。

目安を超えるのは12日連続です。

都の担当者は「だいぶ減ってきているが、7割以下を達成するには、もっと減らしていかなければならない。せっかくここまで感染者数が落ちてきているので、あともう少し感染対策をお願いしたい」と呼びかけています。

1日の121人の年代別は
▽10歳未満が1人
▽10代が16人
▽20代が22人
▽30代が15人
▽40代が24人
▽50代が16人
▽60代が8人
▽70代が10人
▽80代が9人です。

1日の121人のうち、およそ55%にあたる67人は、これまでのところ感染経路がわかっていないということです。

一方、感染経路がわかっている濃厚接触者の内訳は「家庭内」が最も多く30人、「施設内」が15人、「職場内」が3人などとなっています。

このうち「施設内」では、6の医療機関で患者と職員合わせて7人、6の高齢者施設で利用者と職員合わせて6人の感染が確認されました。

これで、都内で感染が確認されたのは合わせて11万1797人になりました。

一方、1日時点で入院している人は、28日より33人減って1663人でした。

「現在確保している病床に占める割合」は33.3%です。

このうち、都の基準で集計した1日時点の重症の患者は28日より6人減って61人で、重症患者用の病床の18.5%を使用しています。

また、都は、感染が確認された50代から90代の男女合わせて19人が死亡したことを明らかにしました。

19人のうち9人は入院していた医療機関で、3人は入所していた高齢者施設で、2人は家庭内でそれぞれ感染したということです。

これで都内で死亡した人は合わせて1395人になりました。

小池都知事「月曜日で若干少ない 注意徹底を」

1日、都内で新たに121人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたことについて、東京都の小池知事は都庁で記者団に対し、「きょうは月曜日のため若干少ないが、1週間通しでみる必要がある。実効再生産数が1を切ったとはいえ、0.8という状況だ。陽気もよくなってきてはいるが、注意するところを徹底してよろしくお願いしたい」と述べました。