緊急事態宣言 解除の6府県 朝の人出1~5%増加

1日は6府県の2回目の緊急事態宣言が解除されて初めての朝を迎えました。解除された地域の主要な駅周辺の人出は、多くの地点で宣言中と比べて1%から5%増加したことがビッグデータの分析からわかりました。

NHKはNTTドコモが携帯電話の基地局からプライバシーを保護した形で集めたビッグデータを使って、1日午前8時台の駅周辺の人の数を分析しました。

2回目の緊急事態宣言が解除された地域で、宣言中の月曜日(1月18日~2月22日)の平均と比較した結果、
▽大阪梅田駅と神戸市の三ノ宮駅は5%、
▽福岡市の博多駅は4%、
それぞれ増加しました。

▽京都駅と名古屋駅は1%の増加で、
ほとんど変化はありませんでした。

▽岐阜駅は5%減少しました。
一方、感染が大きく拡大する前の去年1月から2月の月曜日(去年1月20日~去年2月10日)の平均と比べると、
▽京都駅では27%、
▽名古屋駅で24%、
▽岐阜駅で16%、
▽博多駅で15%、
▽大阪梅田駅で13%、
▽三ノ宮駅で9%、
それぞれ減少していました。

東京駅 6%増加

一方、緊急事態宣言が続いている1都3県の主要な駅周辺をみると、東京駅の1日朝の人出は、1月と2月の月曜日(1月18日~2月22日)の平均と比べて6%増加しました。

また
▽横浜駅とさいたま市の大宮駅は3%、
▽千葉駅は1%、
いずれも増加していました。
一方、感染が大きく拡大する前の去年1月から2月の月曜日(去年1月20日~去年2月10日)の平均と比べると、
▽東京駅では38%、
▽大宮駅で15%、
▽横浜駅と千葉駅で11%、それぞれ減少しています。