陸上男子短距離 けがから復帰の山縣亮太 レースで手応え

陸上男子短距離でけがからの復活を目指す山縣亮太選手が半年ぶりとなる100メートルのレースに出場しオリンピックシーズンのスタートを切りました。

男子100メートルで10秒00の自己ベストを持つ28歳の山縣選手は、肺の病気からの復帰のシーズンとなった去年、右ひざを痛め2年連続で不本意なシーズンを送りました。

目標とする東京オリンピック出場に向け結果が求められる今シーズンの初戦として28日、鹿児島県大崎町の室内競技場で100メートルのレースに出場しました。

山縣選手にとっては去年8月以来のレースとあって、予選ではスタートから動きがかたく、10秒50と本調子とは程遠いタイムでしたが全体のトップで決勝に進みました。

スタートの改善を意識して臨んだ1時間40分後の決勝は、スムーズな動きで中盤にはトップにたち、最後は追い上げられたものの、10秒39のタイムで優勝しオリンピックシーズンのスタートを切りました。

山縣選手は「緊張したが久しぶりに試合の雰囲気を味わえたし、2本走ってケガなく終われたのはよかった。走りは予選から決勝に向けて改善できたのでよかったかなと思う」と一定の手応えを口にしました。

そのうえで「まだまだ課題はある。代表選考会となる日本選手権に向けてどんどん走りの内容をよくしていきたい」と話していました。

会場は国内有数の室内競技場

今回の大会は鹿児島県大崎町に整備された直線で150メートルのトラックがある国内有数の室内競技場で行われ、男子110メートルハードルの高山峻野選手や男子走り幅跳びの城山正太郎選手といった日本記録保持者やパラ陸上の第一人者、山本篤選手など東京オリンピック・パラリンピックで活躍が期待されるトップ選手たちが参加しました。

このうち女子100メートルには鹿児島市出身で去年の日本選手権、200メートルで初優勝した23歳の鶴田玲美選手が出場しました。

鶴田選手は日本選手権の100メートルでも2位に入った女子短距離の「新星」で、予選を全体トップの11秒81のタイムで通過し、決勝は11秒80とさらにタイムを縮めて優勝しました。

地元でのシーズン初戦を終えた鶴田選手は「得意の中盤から後半にかけて焦らずに走れたのはよかった。初戦としては11秒8が出せてまずまずだと思う。活躍が去年だけだったと言われないように少しでもレベルアップした姿を県民やいろんな方に見てもらいたい」と話していました。