東日本大震災から10年を前に 教訓伝える方法話し合う

東日本大震災から10年になるのを前に、被災した体験を語り継ぐ活動を続けている若者が、震災の教訓をどのように伝えていけばよいか話し合いました。

27日は、被災した体験を語り継ぐ活動を続けている大学生や高校生のほか、宮城県内の小中学校の教員などおよそ30人が仙台市に集まりました。

高校生だった当時、石巻市の大川小学校に通っていた弟を津波で亡くした永沼悠斗さん(26)が、自分の体験をどのようにして伝えているか話しました。

永沼さんは、震災のことを知らない世代が増える中、できるだけ分かりやすい方法で語らなければならない、より多くの人が体験を語り継ぐためのサポートが今後も必要だと訴えました。

このほか、子どもたちに震災の経験を伝える活動をしている高校生たちが、メンバーの体験をもとに描いた手作りの紙芝居を披露しました。

仙台市内の小学校に勤める50代の教員の女性は「今の小学生のように震災の記憶のない世代にどのように伝えていくか、ヒントをもらえたように思います」と話していました。

永沼さんは「きょう集まった人たちがそれぞれの現場で震災を語り継いでいってほしいです。50年、100年先を見据えて活動を続けていきたい」と話していました。