競泳 池江璃花子が練習を公開「いつか世界の舞台に戻りたい」

今月、白血病からの競技復帰後、初めてレースで優勝した競泳の池江璃花子選手が26日、都内で練習を公開し、「いつか世界の舞台に戻りたい」と話し、改めてトップ選手として競技にかける思いを話しました。

池江選手は、今月21日に行われた学生中心の大会の女子50メートルバタフライで去年8月の競技復帰後初めて優勝しました。

決勝でマークした25秒77はおととしの世界選手権の決勝進出に相当する好タイムで、着実に力を取り戻しつつあることを示しました。

日本大学2年の池江選手は26日、都内にある大学のプールで報道陣に練習の様子を公開し、自由形やバタフライを中心に2時間をかけておよそ5000メートルを泳ぎました。

闘病生活をへて筋力が戻りきっていないことなどから、現在はスタートを課題の1つに挙げていて26日の練習でもスタート台を蹴る際の体の使い方などを丁寧に確認していました。

練習後、取材に応じた池江選手は先日のレースについて「去年3月にプールに戻った時は1番になるなんてずっと未来の話だと思っていた。1年もたたずにここまで来ることができたのは想定外だった」と振り返りました。

そのうえで「いつか世界の舞台に戻りたいという気持ちがある。今はまだ階段を上り始めたばかりだが、どんどん上っていきたい」と力強く話しました。

一方で東京オリンピックについては「可能性があるなら頑張りたいが、目標は2024年のパリオリンピックだとずっと言っているし、心からそう思っている。自分の体のことは自分がいちばん分かっていて、とりあえずパリだなという意識がある」と話していました。

池江選手は、次のレースとして4月の日本選手権への出場を予定しています。

日本選手権への思いは

池江選手が次に出場を予定している4月の日本選手権は競泳日本一を決める大会です。

池江選手は、自由形とバタフライのそれぞれ50メートルと100メートル、合わせて4種目で大会出場に必要な参加標準記録を突破しています。

池江選手は3年前、出場した4つの種目すべてでみずからが持っていた日本記録を更新するなど、圧倒的な強さを見せました。

ことしは東京オリンピック本番の会場でオリンピックの代表選考会を兼ねて行われますが、池江選手は「とにかく出場できることがいちばんのよかったことになると思う。まずは決勝に残ることから、徐々に段階を追ってレベルアップしていきたい」と話しました。

エントリーする種目については、今後の調整具合も含めてぎりぎりまで検討することにしていて、「自分が次にどこまでいけるのかワクワクしている。出場できることを全力で楽しみたい。まだ1か月あるのでしっかり追い込んで自信をつける練習がしたい」と意気込んでいました。