ことしで最後「びわ湖毎日マラソン」有力選手が会見で意気込み

びわ湖を舞台に行われるのが、ことしで最後となる「びわ湖毎日マラソン」を28日に控え、有力選手が記者会見し意気込みを話しました。

今回で76回目となる「びわ湖毎日マラソン」は、国内で最も歴史の長いマラソン大会で、オリンピックなどの代表選考も行われてきましたが、大阪マラソンとの統合が決まり、びわ湖を舞台に行われるのが、ことしで最後となりました。

26日は、大津市内のホテルで有力選手が記者会見し、2018年のアジア大会で金メダルを獲得した28歳の井上大仁選手は「前回初マラソンでこの大会に出場したときは、25キロをすぎて足が動かなくなり、マラソンの洗礼を浴びた。そのときのタフな印象が残っているが、経験を重ねて改めてコースを見ると、条件さえよければタイムも出ると感じている。積極的な走りをして最後のびわ湖に花を添えたい」と意気込みを話しました。

また、日本歴代4位となる2時間6分45秒の記録を持つ28歳の高久龍選手は「去年10月に右足を痛めて12月の福岡国際マラソンを欠場したが、その後はニューイヤー駅伝などに出場し練習もできている。ペースメーカーが抜けてからレースが動くと思うので、急激な上げ下げに耐えられるように、レース前から展開をイメージして臨みたい」と話していました。

レースは、28日午前9時15分にスタートし、新型コロナウイルスの感染対策を受けて、沿道での応援については自粛が求められています。

NHKはレースの模様を総合テレビとラジオ第1で中継するほか、「NHKプラス」でも視聴できます。

川内優輝「一歩一歩踏み締めながらゴールしたい」

かつて「最強の公務員ランナー」と呼ばれた33歳の川内優輝選手は、今回で5回目の出場です。

びわ湖毎日マラソンの思い出について、公務員ランナーとして臨む最後のフルマラソンとなったおととしのレースをとりあげ、「プロ転向に向かう中で調子が上がらず不安を抱えていたが、2時間10分を切ることができて、『これからプロになって、もっともっと力を伸ばせるぞ』と自信を持てた節目の大会になった」と話しました。

そのうえで、びわ湖を舞台に行われるのが最後となる今大会に向けては「状態はすごく上がっていて、2時間10分を切ることができる状態まで戻ってきている。いろいろな思い出があるびわ湖のコースを一歩一歩踏み締めながら、皇子山の競技場に入るときには、自分はやったぞというような手応えを持ってゴールしたい」と意気込みを話しました。

下村悟「歴史のある大会 誇りに思いながら走り抜きたい」

地元、滋賀県出身で46歳の下村悟選手は今回で18回目の出場です。

下村選手は「目をつぶってもコースが浮かぶくらい走らせてもらった。エリート選手と走る大会に出ることが自信と誇りになってきて、継続して出続けることが自分のモチベーションになっていた」と、これまでを振り返りました。

そのうえで、びわ湖を舞台に行われるのが最後となる今大会に向けては「自分の体力が衰えて出られなくなることは想定していたが、結果的に、こんな歴史のある大会に最後まで出ることができたということを、誇りに思いながら走り抜きたい」と意気込んでいました。