総務省幹部ら接待 「東北新社」社長辞任 首相長男は人事部付に

総務省の幹部らが衛星放送関連会社の「東北新社」から接待を受けて処分された問題で、「東北新社」は、26日付けで二宮清隆社長が辞任し、接待を行っていた菅総理大臣の長男を含む幹部3人の役職を解く処分を行ったことを発表しました。

総務省の幹部職員らが、東北新社に勤める菅総理大臣の長男らから、国家公務員の倫理規程に違反する接待を受けていた問題で、東北新社は外部の弁護士などでつくる委員会を設置し、事実関係などの調査を進めています。

東北新社は委員会からの中間報告をもとに、26日付けで二宮清隆社長が問題の責任をとって辞任し特別顧問に就任したこと、後任の社長には中島信也副社長が就任したことを発表しました。

また、菅総理大臣の長男で、メディア事業部の趣味・エンタメコミュニティ統括部長を務めていた菅正剛氏を含む幹部3人についていずれも役職を解任し、人事部付とする処分を行ったことも合わせて発表しました。

二宮前社長がコメント「経営責任痛感 おわび申し上げます」

26日付けで辞任した東北新社の二宮清隆前社長は次のコメントを発表しました。

「このたびは、私を含む弊社役員および社員による行動に起因して、お客様、お取引先、投資家の皆様をはじめ関係者の方々に多大なるご迷惑をおかけしておりますこと、深くおわび申し上げます。国会やメディアでも連日大きく取り上げられる事態となり、弊社に対する信頼を大きく毀損することとなりましたことは、慚愧(ざんき)の念に堪えません。本日、特別調査委員会から現時点での報告がなされ、それに基づき私としては、今回の事態を招いた要因として弊社のコンプライアンス体制の不備に加え、コーポレートガバナンスが及んでいない点があると考えざるを得ず、経営責任を痛感しております。かかる事態を厳粛かつ真摯(しんし)に受け止め、本日付で代表取締役社長を辞任いたしました。後任には、取締役副社長である中島信也が同日付で代表取締役社長に選任され、同じく取締役副社長である伊藤良平が代表取締役副社長に選任されました。弊社は、本年2月12日に特別調査委員会を設置し、事実関係の解明および原因の分析を進めるとともに、2度とこのような事態を引き起こすことがないよう、再発防止に向けた取り組みの策定に全力を挙げて取り組んでおります。最終的な調査結果につきましては、新たな経営体制のもと特別調査委員会から調査報告書を受領しだい、速やかにご報告するとともに、再発防止策に基づき迅速な対応を進めてまいります。関係者の方々に多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたことを、重ねておわび申し上げます」