アメリカの製薬大手ファイザーのワクチンは今月17日から全国100か所の病院で医療従事者の先行接種が行われています。
26日開かれた専門家部会で、厚生労働省は、25日までに2万1800人余りが1回目の接種を終え、このうち、0.014%に当たる3人に副反応の疑いのある症状が確認されたことを明らかにしました。
このうち今月19日には、食物アレルギーを持つ人が皮膚や口のなかにじんましんが出たほか、神経の疾患を持つ47歳の女性に悪寒などの症状が出ました。
また今月22日には、40歳の女性に手足が上がらない「脱力」や発熱の症状が出ました。
いずれも接種したその日に症状が出ましたが、すでに回復しているということです。
接種後の死亡やアナフィラキシーと呼ばれる重いアレルギー反応は報告されていません。
これについて部会では、これまでのところ接種による重大な悪影響は認められないという意見で一致しました。
専門家部会は今後も定期的に開かれ、副反応の疑いのあるケースを検証していくことにしています。
ワクチン先行接種 3人に副反応疑い確認 接種した人の0.014%
医療従事者への先行接種が始まった新型コロナウイルスのワクチンについて、厚生労働省は26日開かれた専門家部会でこれまでに接種した人の0.014%に当たる3人に副反応の疑いのある症状が確認されたことを明らかにしました。
専門家部会は、これまでのところ接種による重大な悪影響は認められないとしています。
接種後の死亡やアナフィラキシー 速やかに公表 決定
また、26日の専門家部会では、今後、接種後に死亡したり、アナフィラキシーが出たりした場合は、厚生労働省のホームページなどで速やかに公表することが決まりました。
そのうえで部会で接種を中断すべき重大な事例かどうかなどを評価することにしています。
さらに厚生労働省は、ワクチンを先行接種した医療従事者のうち、1万8000人余りについて、発熱や腫れなどが無いか毎日記録してもらい、2回目の接種から4週間後まで調査を続けることにしていて、このデータも定期的に公表することにしています。
そのうえで部会で接種を中断すべき重大な事例かどうかなどを評価することにしています。
さらに厚生労働省は、ワクチンを先行接種した医療従事者のうち、1万8000人余りについて、発熱や腫れなどが無いか毎日記録してもらい、2回目の接種から4週間後まで調査を続けることにしていて、このデータも定期的に公表することにしています。