Go Toトラベル 直ちに事業再開には慎重な考え 赤羽国土交通相

緊急事態宣言に伴って全国一律で停止しているGo Toトラベルについて、赤羽国土交通大臣は26日の閣議のあとの記者会見で「感染症の専門家は、宣言解除後のリバウンドを心配していて、見極めが必要だ」と述べて、直ちに事業を再開することには慎重な考えを示しました。

この中で赤羽国土交通大臣は、「政府内では、現状、緊急事態宣言について議論しているが、Go Toトラベルの再開についてはそういう段階ではない。緊急事態宣言は、感染状況が『ステージ4』から脱却すれば解除されるものだが、それがイコールGo Toトラベルの再開につながるとはこれまでも述べてはいない」と述べました。

その上で赤羽大臣は、「政府の分科会の専門家は、宣言の解除後のリバウンド=感染の再拡大を心配していて、もう少し見極める必要がある。国民の皆さんが安心して旅行を楽しめるような環境をつくることが一番大事だと思っている」と述べて緊急事態宣言の解除後にGo Toトラベル事業を直ちに再開することには慎重な考えを改めて示しました。