ノルディックスキー世界選手権 ジャンプ女子 高梨が銅メダル

ドイツで行われているノルディックスキー世界選手権のジャンプ女子、個人ノーマルヒルで日本のエース、高梨沙羅選手が2017年大会以来となる銅メダルを獲得しました。

ドイツのオーベルストドルフで開催されているノルディックスキーの世界選手権は25日、ジャンプ女子個人ノーマルヒルがヒルサイズ106メートルで行われました。

予選を通過した40人で争われ日本からは、今シーズンのワールドカップでここまで3勝を挙げ総合順位2位の高梨選手や伊藤有希選手など4人が出場しました。

高梨選手は1回目にジャンプに不利な追い風の中、これ以上飛ぶと危険とされるヒルサイズに迫る104メートルをマークし、トップと2.2ポイント差で3位につけます。

2回目には、ゲートが1段下がったものの100メートルの大きなジャンプでこの時点で2位に立ちました。

しかし、次に飛んだスロベニアのエマ・クリネツ選手が100メートル50のジャンプで高梨選手を上回りました。

高梨選手は合計ポイント276.3でトップと3.3ポイントの差で、2017年大会以来の銅メダルとなりました。

高梨選手は「正直、何とも言えない気持ちでいっぱいだ。風が目まぐるしく変わる中で誰か勝つかわからなかったがやるべきことはできた。この世界選手権でいい収穫を得たい」と話していました。

優勝は、スロベニアのエマ・クリネツ選手でした。

このほか日本勢は伊藤選手が11位、丸山希選手が20位、勢藤優花選手が22位でした。

伊藤「今のベストは尽くせた」

11位だった26歳の伊藤有希選手は「0.1ポイント足りずトップ10に入ることはできなかったが、今、自分ができるベストは尽くせたと思う。高梨選手も銅メダルを取れたしチーム全員が30位以内に入ることができたので、日本チームで一致団結してあすの団体に臨みたい」と話していました。

原田雅彦さん “高梨 自信を取り戻せている”

長野オリンピックのスキージャンプラージヒル団体の金メダリストでNHK解説者の原田雅彦さんは、高梨沙羅選手について「風や飛型点の影響で銅メダルになってしまったが、私の中では金メダルに匹敵する内容だった。不調だった昨シーズンと比べて力強い踏み切りで理想のフライトができていたし自信を取り戻せていることが好調の要因だ。長いトンネルを脱出しつつあるのではないか」と話していました。