イベント開催制限 “宣言”解除後 経過措置設け段階的に緩和へ

新型コロナウイルス対策でのイベントの開催制限をめぐり、政府は緊急事態宣言を解除したあと1か月程度の経過措置を設けて、会場の収容人数の上限を段階的に緩和する方針です。

イベントの開催にあたり政府は現在、緊急事態宣言の対象地域では会場の人数の上限を収容人数の半分か5000人の少ない方とし、午後8時までに終了することなど制限を設けています。

宣言を解除したあとの対応について政府は1か月程度の経過措置を設け、制限を段階的に緩和する方針を公表しました。

それによりますと、経過措置の間は観客が大きな声を出す数万人規模のスポーツイベントやロックコンサートなどでは収容人数の半分以内であれば1万人までの入場を認めるとしています。

また、開催時間はそれぞれの地域で飲食店に出される営業時間の短縮要請を踏まえて判断するとしています。

一方、宣言の対象となっていない地域では同じ規模のスポーツイベントなどで収容人数の半分以内となっている制限を4月末まで維持するとしています。

そのうえで、新たな研究データが得られ感染の収束傾向が続いている場合は在り方を見直すとしています。