7万円超の接待「山田内閣広報官から給与自主返納の申し出」

総務省の幹部らが衛星放送関連会社に勤める菅総理大臣の長男などから接待を受けていた問題で、加藤官房長官は総務審議官当時に接待を受けた山田真貴子内閣広報官から、給与月額の10分の6を自主返納する申し出があったことを明らかにしました。

総務省の幹部らが衛星放送関連会社に勤める菅総理大臣の長男などから接待を受けていた問題で、山田真貴子内閣広報官は、総務審議官当時、1回で1人当たり7万円を超える飲食の接待を受けていました。

加藤官房長官は午後の記者会見で「山田内閣広報官から報告があり、『国会で大きな問題となり、国民の疑念を招く事態になっていることを重く受け止め、その責任を痛感し、深く反省している』とのことだった」と述べました。

そして、給与月額の10分の6を一括して自主返納する申し出があったことを明らかにしました。

そのうえで「職責の重さを十分に踏まえた対応だと受け止めている。国民の疑念を招く結果になったことは、はなはだ遺憾であり、深く反省してもらいたい。今後、このようなことがないよう厳重に注意した」と述べました。

一方、加藤官房長官は「今回の件を重く受け止め、真摯(しんし)な反省の上に立って、国民全体の奉仕者として高い倫理観を持って公正に職務を遂行し、精励してもらいたいと、合わせて申し上げた。この点は菅総理大臣からも指示があった」と述べました。

“7万円超の飲食”の内容は「和牛ステーキや海鮮料理など」

山田内閣広報官が総務審議官当時受けた1回で1人当たり7万円を超える飲食の接待について、加藤官房長官は衆議院内閣委員会で「具体的な中身は明確ではないが、和牛ステーキや海鮮料理などが提供されたということだ。合計額が37万1013円で、参加人数の5人で頭割りをした金額だと報告されている」と述べました。

「山田内閣広報官は自身の飲食分は支払っていない」

加藤官房長官は衆議院内閣委員会で「自身の飲食分は支払っていないということだった」と述べました。

また「『利害関係者であると認識して参加したものではなかったと思うが、確認すべきで深く反省している』とのことだった」と述べました。

さらに、接待の経緯については「『自分から持ちかけることは考えられず、会社側から申し出があったのではないか。そもそも菅総理大臣の長男が同席することは承知していなかった』ということだ」と説明しました。

また、総務省の秋本前情報流通行政局長が受けた接待について原官房長は「会社側から出てきた書類では全額会社側が払っていることになっている。一方、秋本前局長は、かなり細かく手帳などにいくら払ったとつけていて、いま整理している」と述べました。