東京都 医療従事者へのワクチン接種 約60万人想定し準備進める

新型コロナウイルスのワクチン接種のうち、すでに始まっている「先行接種」を除いた医療従事者などへの接種について東京都は、都内での対象者をおよそ60万人と想定したうえでワクチンを保管する医療機関をおよそ160か所確保するなど準備を進めています。

すでに始まっている「先行接種」を除く医療従事者などへの接種は、都道府県が医師会などと協力して体制を確保することになっていて東京都は、3月からの接種に向けて準備を進めています。

都によりますと、接種の対象を医師や看護師のほか、救急隊員や保健所の職員など、都内でおよそ60万人と想定しているということです。

また、▼ワクチンを保管するための「超低温冷凍庫」を設置する「基本型接種施設」と呼ばれる拠点の医療機関を都内でこれまでにおよそ160か所、確保したということです。

さらに、▼この施設から小分けのワクチンを受け取って接種を行う「連携型接種施設」をこれまでにおよそ480か所、確保したということです。

小池知事は、24日の都議会で、「かつて経験したことがない大規模な国家プロジェクトだ。さまざまな課題や混乱も予想されるが、これを乗り越えて確実にやり遂げなければならない」と述べました。