ニューヨークでNBA 観客入れたプロスポーツ 約1年ぶりの試合

アメリカのニューヨークで23日、プロスポーツではおよそ1年ぶりにNBA=アメリカプロバスケットボールで収容人数の1割を限度に観客を入れた試合が行われました。

アメリカでは、観客を入れたプロスポーツの試合が人数の制限をしながら一部の州で解禁されていて、23日はニューヨークで収容人数の1割を限度におよそ1年ぶりに再開しました。

この日は、ともにニューヨークを本拠地とするNBAのニックスとネッツがそれぞれの本拠地で試合を行い、ニックスはおよそ2000人、ネッツは数百人の観客が訪れました。

ニューヨーク市では、新型コロナウイルスへの感染防止対策として観客に対し体温の検査や72時間以内の陰性証明を求めていて、ネッツの本拠地では会場の入り口で検査を受けたファンが次々と入場していました。

観客はグループごとに距離をとって座り、会場では新たなサービスとして専用のアプリで飲食物やグッズを注文するとスタッフがそれぞれの座席まで届ける取り組みが行われました。

また今シーズン、ネッツに加入したスター選手のジェームズ・ハーデン選手が手を上げて声援に応える姿も見られました。

訪れた観客からは「会場で試合を見るのを本当に心待ちにしていた」とか「数日前から楽しみで寝られなかった子どもに楽しんでほしい」といった声が聞かれました。