印刷会社が「ワクチン手帳」考案 新型コロナきっかけに 長野

新型コロナウイルスのワクチン接種に向けた動きが進む中、ワクチンを接種した記録をつけて、自分の体調管理に役立ててもらおうと、長野市の印刷会社が「ワクチン手帳」を考案し販売を始めました。

長野市の印刷会社が考案した「ワクチン手帳」は、手のひらほどの大きさで、接種の記録をつけるための専用の手帳です。

新型コロナのほか、過去の予防接種やインフルエンザなどのワクチンについて、接種した日付や医療機関、それに接種した体の部位や副反応などを記入し、健康管理に役立てることができます。

手帳は高齢の祖母がいる社員の1人が、接種の記録を家族で確認できるように、どの世代でも使える母子手帳のようなものを作ろうと、提案したのがきっかけだったということです。

今月16日にインターネットで販売を始めると、23日までの1週間で初回に刷った500冊がほとんど完売し、増刷しているということです。

印刷会社の社員で手帳を考案した東靖大さんは「新型コロナのワクチン接種に不安を感じている人もいると思うので、世代を問わず使ってもらえればと思います」と話していました。