香港政府 議員に中国・香港の憲法守る宣誓させる方針発表

香港政府は、議会の議員に対し、中国や香港の憲法を守ることなどを宣誓させる方針を発表しました。宣誓に反すると議員資格の剥奪や立候補の取り消しを行うとしており、今後、民主派の政治参加にさらに制限が加わることが予想されます。

香港政府は23日、記者会見で条例の改正案を発表し、議会にあたる立法会や区議会の議員選挙に立候補する人に対し、中国の憲法と香港の憲法にあたる基本法を守ることや、国家の安全に危害を加える行為を行わないことなどを宣誓するよう求めるとしています。

これに反した場合は刑事罰を科すほか、議員資格の剥奪や立候補の取り消しを行い、5年間は選挙に立候補できないとしています。

改正案は来月、立法会に提出され、成立する見通しです。

香港では去年11月、中国政府が新たに示した基準に基づいて、4人の立法会議員の資格が剥奪されていますが、今回の条例の改正はこの基準を具体化した形です。

また、会見で政府高官は、改正案が成立すれば、おととしの選挙で当選した現職の区議会議員にも宣誓を求めるとしています。

香港の選挙をめぐっては、中国政府の高官が22日「愛国者による統治を堅持しなければならない」として選挙制度を改める考えを示しており、今後、政府に反対する立場の民主派の政治参加に、さらに制限が加わることが予想されます。