「ゼロ戦」パイロットの墓か 千葉 大多喜町で見つかる

旧日本海軍の戦闘機「ゼロ戦」の一部とみられるエンジンや機関銃が見つかった千葉県大多喜町で、ゼロ戦のパイロットのものとみられる墓が見つかりました。

「ゼロ戦」のパイロットの遺族からの依頼を受け、機体が墜落した場所を探す活動を続けている幸治昌秀さん(77)は、千葉県大多喜町でこれまでに「ゼロ戦」の一部とみられるエンジンや機関銃それに人の骨のようなものを発見しています。

さらに今月、およそ500メートル離れた墓地でゼロ戦のパイロットのものとみられる墓が見つかったということです。

墓石には「昭和二十年八月十五日於大多喜泉水戦死」などと刻まれていて、地元の男性によりますと、男性の祖母が亡くなったパイロットを弔うため終戦の1年後に墓を建て、管理してきたということです。

男性は「祖母や母から『かわいそうだから誰かが弔ってあげないと』と聞かされました」と話していました。
23日はパイロットの兄が乗っていたゼロ戦の捜索を幸治さんに依頼した杉山栄作さん(91)と家族が現地を訪れ、見つかった墓などを確認しました。

これまでに見つかった人の骨のようなものや今回の墓が杉山さんの兄のものなのか分かっていませんが、杉山さんは「ここまで探してもらったので、兄もうかばれます。国のために尽くして亡くなり悔いはなかったと思います」と話していました。