上野公園のメイン通りを片側通行に コロナ対策で「密」避ける

新型コロナウイルスの感染者の減少スピードが鈍る傾向が見られる中、東京都は上野公園のメインの通りを片側通行にして「密」を避ける取り組みを始めました。

これは新規の感染者数をさらに抑え込もうと都が始めたもので、23日は午前9時ごろから職員が上野公園のメインの通りおよそ500メートルにわたってコーンを設置していきました。

片側通行にすることで、人どうしの接触を少しでも避けてもらうのがねらいです。

都は、今後さらに公園の利用者を減らすため、今月27日から緊急事態宣言の期限となっている来月7日までは都立公園の駐車場を閉鎖し、運動施設の利用も中止することにしています。

こうした対策を通じて感染が再び広がるのを防ぎたい考えです。

東京都東部公園緑地事務所の網野康之 副所長は「この対策で少しでも都内の感染者を抑え込むことにつなげていきたい」と話していました。

家族で訪れていた30代の男性は「密を避けるためにいい取り組みだと思います。しっかり対策をして公園を楽しみたいです」と話していました。