地震影響 福島第一原発 原子炉の格納容器 水位低下傾向続く

東京電力は2月13日の地震の福島第一原子力発電所への影響を22日まとめ、原子炉を収めた格納容器の水位の低下傾向が続いているとしました。原子力規制委員会は注水は継続していて安全上の問題は現状ないとしたうえで監視の強化を求めました。

福島第一原発では▼溶け落ちた核燃料を冷却するため注水をしていますが、1号機と3号機の格納容器の水位がいずれも数十センチほど下がり、その後も低下傾向にあるということです。

▼また、水素爆発を防ぐため格納容器には窒素が注入され圧力が高くなっていますが1号機では大気圧との差を計測する圧力計の値が1.2キロパスカルから0.1キロパスカルまで下がりほぼ大気圧になっているということです。

東京電力は地震の揺れで10年前にできた損傷が広がり、水位と圧力が低下した可能性があるとして、監視を継続するとしています。

▼このほか、汚染水を処理したあとの水を保管するタンク6基が地震で最大5センチずれていたこともわかりました。

ずれは設計の想定内ということで、水漏れは発生していないということです。

地震後、モニタリングポストの値に変化は見られず、外部への放射性物質の漏れは認められないとしています。

報告を受けた原子力規制委員会は核燃料の冷却や窒素注入は継続され、現状で安全上の問題はないとしたうえで監視の強化を東京電力に求めました。