JR東海 業績予想を下方修正 最終赤字2340億円へ拡大の見通し

JR東海は、緊急事態宣言の期間の延長で東海道新幹線などの利用が落ち込んでいることから、来月までの1年間のグループ全体の業績予想を下方修正し、最終的な赤字がこれまでの予想から420億円拡大し、2340億円の赤字になるという見通しを発表しました。

JR東海は22日、来月までの1年間のグループ全体の業績予想を下方修正し、売り上げはこれまでの予想より700億円減って7930億円、最終的な損益は、赤字の額がこれまでより420億円拡大して2340億円の赤字になるという見通しを発表しました。

下方修正の理由について、JR東海は、緊急事態宣言の期間の延長で、東海道新幹線などの利用が落ち込んでいるためだとしています。

JR東海は、鉄道の利用が落ち込む中、業務量の減少が続いているとして、先月から1日当たり400人規模で実施している従業員の一時帰休の期間を1か月延長し、来月末までとするなど新型コロナウイルスの影響で厳しい経営状況が続いています。