運送事業者への行政処分の基準改正へ “病気原因”事故増加で

バスやトラック、タクシーの運転手が病気が原因で事故を起こしたり、運転を中断したりするケースが近年、増加傾向にあるため、国土交通省は、事業者が運転手の健康状態を把握し適切に対応するよう、行政処分の基準を改正することになりました。

国土交通省によりますと、バスやトラック、タクシーの運転手が病気が原因で事故を起こしたり運転を中断するケースは、おととし327件で、近年増加傾向だということです。

4年前、平成29年に東京 世田谷区で路線バスが電柱に衝突し、乗客など13人がけがをした事故があり、事故の前に運転手が「睡眠時無呼吸症候群」の検査で「経過観察」とされていたことを事業者が知りながら、適切な対応をとっていなかったことが調査で明らかになりました。

このため、国土交通省は、病気が原因の重大な事故で、事業者が運転手に定期的な健康診断を受けさせていなかった場合や、運転手の病気や兆候を把握しながら検査など適切な対応をとっていない場合は、行政処分として、車両の40日の使用停止、再び違反した場合は80日の使用停止とするよう基準を改正することになりました。

来月14日までパブリックコメントで意見を求めたうえで、ことし4月1日から施行する予定です。