奈良 東大寺の伝統行事「修二会」前に 行の無事を祈る「社参」

古都・奈良に春の訪れを告げる東大寺の伝統行事「修二会」を前に、僧侶が境内の大仏殿などを巡り行の無事を祈る「社参」が行われました。

「お水取り」の名でも知られる東大寺二月堂の「修二会」は、「練行衆」と呼ばれる僧侶たちがおよそ1か月にわたって合宿生活をしながら国の安泰を祈る法要などを行う伝統行事で、奈良時代から一度も絶えることなくことしで1270回を迎えます。

21日は、行の無事を祈る「社参」が行われ、午後1時ごろ11人の僧侶が狹川普文 別当を先頭に宿所を出発しました。

マスクを着用した僧侶たちは一列になって歩き、大仏殿や二月堂などを巡って行の無事を願っていました。

「修二会」は20日から心身を清めるための「試別火」(ころべっか)と呼ばれる準備期間に入っていますが、僧侶たちは新型コロナウイルスへの対策のため2週間前の今月6日から隔離生活を行ってきました。

「修二会」は来月1日から本行が始まり、燃え盛るたいまつを二月堂の欄干から突き出して振る「お松明」などの行事が行われます。