道後温泉本館 新しい浴室公開 大規模な保存修理工事進む 松山

営業を続けながら大規模な保存修理工事が進められている松山市の道後温泉本館で工事の見学会が開かれ、ことし7月に新たに入れるようになる浴室が公開されました。

国の重要文化財に指定されている道後温泉本館では、営業を続けながら老朽化や耐震化の対策を行う大規模な保存修理工事がおととしから進められていて、3年後の2024年12月まで続く計画です。

一般の人たちを対象にした工事の見学会は定期的に開かれていて20日参加したおよそ60人は、ことし7月に、工事を終えて新たに入れるようになる男湯と女湯をそれぞれ見学しました。

このうち、男湯は明治32年に建物と一緒に作られたあと、昭和61年にコンクリートに張り替えられた浴室です。

今回の工事で天井を白く塗り替えたほか、地下にある配管の整備などを終えたということです。

見学ルートでは脱衣室もめぐり、いったん撤去した天井裏の木材に耐震補強のため新たに金具をつないだ様子も公開されました。

参加した人たちは、工事の責任者から耐震補強工事は見えない部分で行い、建物の趣をそのまま残すようにしていると説明を受けていました。

参加した70代の男性は「いましか見られない工事の様子をみることができとても興味深いと感じました。これからの工事がさらに進むことに期待したい」と話していました。