G7首脳テレビ会議 新型コロナワクチンなど議論へ

G7=主要7か国の首脳によるテレビ会議が、日本時間の19日夜遅くから開かれ、議長を務めるイギリスのジョンソン首相は、新型コロナウイルスのワクチンの迅速な開発のために各国に協力を呼びかけるとしています。

G7首脳会議はことし6月、イギリスで直接対面する形で行われることになっていますが、これを前に19日、日本時間の19日夜遅くからオンライン形式で開かれます。

イギリスのジョンソン首相が議長をつとめ、日本の菅総理大臣やアメリカのバイデン大統領、それにイタリアのドラギ首相は初めての参加となります。

ジョンソン首相は、会議でワクチンの迅速な開発を進めるために各国が研究開発で協力していくことを呼びかけるほか、ワクチンを公平に分配するため国際的な枠組み「COVAXファシリティ」に、イギリスとして日本円で800億円余りを拠出することなどを確約するとしています。

ジョンソン首相は、会議を前に声明を発表し「われわれが力を合わせれば、将来的な保健衛生の脅威に対処するためのワクチンや、治療法を確保することができる。新型コロナウイルスに打ち勝って、よりよい回復も実現できる」と述べました。

ウイルス対策やワクチンの接種が各国共通の重要な課題となる中、G7で国際的な連携強化の姿勢を打ち出せるかが焦点です。