伝統の「ひな菓子」づくり 山形 鶴岡

来月3日の桃の節句を前に、山形県鶴岡市の老舗菓子店では、ひな人形と一緒に飾る伝統の「ひな菓子」づくりが行われています。

山形県の庄内地方では、ひな祭りにひな人形と一緒に飾る和菓子として、果物や野菜をかたどった、色鮮やかな「ひな菓子」が古くから親しまれています。

鶴岡市にある創業130年余りの老舗菓子店では、18日も午前9時から15人の職人が作業にあたりました。

職人たちは白あんにもち米を混ぜ合わせ、オレンジなどの色を着けた生地で、こしあんを手際よく包み、みかんの形に整えていきました。
また、きゅうりやさくらんぼをかたどったひな菓子の表面には、つやを出すために寒天をかけるなどして仕上げていました。
この菓子店で作っているひな菓子は、果物や縁起物のたい、鶴岡市の伝統野菜のだだちゃ豆や温海かぶなど、合わせて19種類にのぼるということです。

菓子店の吉野隆一社長は「新しい春に向けて、女の子の健やかな成長を願い、心を込めて作っている。見て、食べて楽しんでほしい」と話していました。

「ひな菓子」づくりは来月1日まで続き、庄内地方を中心に山形県内で販売されるほか、注文があれば全国にも発送するということです。