新型コロナ 10都府県 6指標の状況(2月11日時点)

政府の分科会は感染状況を示す4つのステージのうち、どのステージにあるか判断するための指標として、「病床のひっ迫具合」「療養者数」「PCR検査の陽性率」「新規感染者数」「直近1週間と前の週の感染者数の比較」「感染経路が不明な人の割合」の6つを挙げています。

内閣官房によりますと、今月11日時点で、緊急事態宣言が出ている10の都府県では、「病床使用率」や「人口10万人当たりの療養者数」で、最も深刻な「ステージ4」の目安の値を超えているところがあります。

なお、「病床のひっ迫具合」については、自治体の中にはすぐに受け入れることができる「即応病床数」を元に、国とは異なる値を公表しているところもあります。

1 病床のひっ迫

まず、病床のひっ迫具合です。

病床使用率はステージ3が20%、ステージ4は50%が目安です。

病床全体の使用率は東京都で52%、埼玉県で67%、千葉県で67%、神奈川県で43%、愛知県で48%、岐阜県で34%、大阪府で48%、兵庫県で55%、京都府で41%、福岡県で61%です。

このうち重症者用の病床は東京都で103%、埼玉県で24%、千葉県で20%、神奈川県で29%、愛知県で33%、岐阜県で22%、大阪府で54%、兵庫県で56%、京都府で22%、福岡県で32%となっています。

2 療養者数

続いて療養者数は人口10万人当たり、ステージ3が15人、ステージ4は25人が目安です。

東京都で42人、埼玉県で42人、千葉県で46人、神奈川県で19人、愛知県で19人、岐阜県で16人、大阪府で32人、兵庫県で18人、京都府で27人、福岡県で31人です。

3 検査陽性率

最近1週間のPCR検査などの陽性率です。

目安の値はステージ3、ステージ4ともに10%です。

東京都で5.2%、埼玉県で3.7%、千葉県で6.3%、神奈川県で6.0%、愛知県で5.1%、岐阜県で2.8%、大阪府で3.2%、兵庫県で4.1%、京都府で3.2%、福岡県で3.4%となっています。

4 新規感染者数

人口10万人当たりの新規感染者はステージ3が15人、ステージ4は25人が目安です。

東京都で23人、埼玉県で17人、千葉県で18人、神奈川県で14人、愛知県で8人、岐阜県で9人、大阪府で12人、兵庫県で9人、京都府で8人、福岡県で12人となっています。

5 直近1週間と前の週の新規感染者数の比

直近の1週間と、その前の週の感染者数の比較は、目安の値はステージ3、ステージ4ともに1倍です。

東京都で0.70、埼玉県で0.73、千葉県で0.65、神奈川県で0.62、愛知県で0.74、岐阜県で0.87、大阪府で0.61、兵庫県で0.59、京都府で0.43、福岡県で0.76となっています。

6 感染経路不明者の割合

最後に感染経路が不明な人の割合です。

目安の値はステージ3、ステージ4ともに50%です。

東京都で49%、埼玉県で36%、千葉県で51%、神奈川県で31%、愛知県で36%、岐阜県で13%、大阪府で52%、兵庫県で34%、京都府で37%、福岡県で40%でした。