楽天 田中将大 岸や涌井ら主力投手陣と並んでピッチング練習

プロ野球 楽天に復帰した田中将大投手が沖縄キャンプに合流後、初めてチームメートと一緒にブルペンでピッチング練習を行いました。

8年ぶりに古巣、楽天に復帰した田中投手は、沖縄県金武町で行われている1軍のキャンプで11日から全体練習に加わっています。

12日は、チームメートとランニングやキャッチボールをして体を温めたあと、今月6日の合流から3回目となるブルペンに入りピッチング練習を行いました。

これまでの2回は、ほかの選手と別メニューだったため1人で投げましたが、12日は岸孝之投手や涌井秀章投手など、主力投手陣と並んで投げ込みました。

途中から田中投手の隣で投げた5年目の森原康平投手は「すぐ隣だったので緊張感があった。自分の投球の合間に少し見ていたが、決め球のスプリットを完璧に操っていて、すごいと感じた」と感銘を受けていました。

田中投手はコースや高さを細かく指定しながら、前回の3日前より19球多い73球を投げ込み、今月中の実戦登板に向けて球数を順調に増やしています。

このほか、このキャンプで初めてバットを持ち、体重移動を確認するために投手陣全体で取り組んでいるティーバッティングに臨むなど、12日も明るい表情で調整を進めていました。

ドラフト1位ルーキー早川隆久 初のフリーバッティング登板

注目のドラフト1位ルーキー、早川隆久投手が12日、初めてフリーバッティングに登板しました。

早川投手は、最速155キロのストレートと多彩な変化球が持ち味の左ピッチャーで、初めてのキャンプでもマイペースの調整で、ブルペンでのピッチング練習などを重ねてきました。

そして第3クール2日目の12日、初めてフリーバッティングに登板し、3年目の小郷裕哉選手と8年目の和田恋選手に対し、変化球を交えて48球を投げました。

早川投手は、事前に球種をバッターに伝えて投げましたが、ヒット性の当たりは外野フェンスを越えた2本を含む4本だけでボールに力がありました。

中でも半分以上を占めたストレートはヒット性の当たりを1本も許さず、ドラフト1位の片りんを見せました。

また、11日に岸孝之投手から直接教わったという決め球、カーブも試していました。

早川投手は「バッターの反応を見ると、ストレートの状態は仕上がってきたと感じる。ただ、腕を振って投げないと簡単にはじき返されるということも分かった」と課題を挙げていました。

現役時代、日米通算182勝をあげた石井一久監督は、同じ左腕の早川投手について「バッターが立ってもコースを狙ってバランスよく投げられていた」と評価し、調整が順調に進めば、今月20日か21日の練習試合で登板させる考えを示しました。

早川隆久 憧れの田中将大からアドバイス

早川隆久投手は出身地の千葉県で、小学6年生の時に東日本大震災を経験し、自宅が被災しました。

その後、楽天を球団初の日本一に導き、被災地、東北を勇気づけた田中将大投手の気迫あふれるピッチングに勇気をもらったとして、憧れの選手にあげています。

そんな早川投手は、今月9日の練習中に田中投手と初めてことばを交わしたと明かし「1年目のキャンプはどのように過ごしていたか」と質問したということです。

田中投手からは「14年も前のことなので覚えていない」としながらも「けがをしないよう無理をしないことが、いちばん大事ではないか」という助言を受けたということで、早川投手は「気持ちが楽になった」と笑顔を見せていました。