日本とアイルランド 障害のある人たち 演奏会で共演 千葉 成田

東京パラリンピック大会でアイルランドのホストタウンとなっている千葉県成田市では、大会まで半年になるのを前に、障害のある人たちが参加する演奏会が開かれ日本とアイルランドが共演を果たしました。

成田市は、東京パラリンピック大会でアイルランドのホストタウンに登録され、事前キャンプが行われる予定になっています。

11日は、音楽を通じて障害者への理解を深めてもらおうと演奏会が開かれ、日本パラリンピック委員会の河合純一委員長が「できないことではなく、どうしたらできるのかをパラリンピックという教材で子どもたちに知ってもらいたい。それぞれの人のよさを生かし合って初めて共生と言える」とあいさつしました。

そして、市内に住む知的障害や発達障害のある9歳から51歳の男女6人がチームとなって舞台に登場し、プロの演奏家とともに和太鼓を演奏しました。

メンバーは、およそ2か月にわたり、週末に集まって、演奏家の指導を受けながら練習に励んだということです。

大型スクリーンには事前に収録されたアイルランドの障害者などによる演奏が映し出され、成田市のチームはその演奏と合わせて和太鼓をたたき、日本とアイルランドの共演を果たしました。

会場の様子は、アイルランドにいる人たちにも見てもらおうとインターネットを通じて配信されました。

会場を訪れた41歳の女性は「和太鼓とアイルランドの演奏が合わさっていて、楽しく聞くことができました」と話していました。
演奏を行った発達障害のある横山龍さん(16)は「毎日15分ほど練習したので手にまめができてしまいました。緊張しましたが、すごく楽しかったです」と話していました。

母親の横山里美さん(47)は「同じことを長時間繰り返すことが苦手なので、曲を覚えられるか心配でしたが、今まででいちばんよい演奏をしてくれました」と話していました。
成田市オリンピック・パラリンピック推進室の安部健太郎主査は「障害のある、なしに関係なく、1つのものを作り上げて感動を共有することが共生社会の実現に向けた一歩だと感じてもらえたらうれしいです」と話していました。