“宣言”地域の人出 4週間平均比で「増加」の地点多くなる

祝日だった11日、緊急事態宣言が出ている地域の主な地点の人出は、先週までの4週間の土日祝日の平均と比べて増えたところが多くなっています。

NHKは、IT関連企業の「Agoop」が利用者の許可を得て個人が特定されない形で集めた携帯電話の位置情報のデータを使って、緊急事態宣言が出ている首都圏の1都3県、そして、関西の3府県と愛知、岐阜、福岡の3県の主な地点の人の数を分析しました。

分析した時間は、日中が午前6時から午後6時まで、夜間が午後6時から翌日の午前0時までです。

祝日だった11日は日中も夜間も、先週までの4週間の土日祝日の平均と比べて人出が増えたところが多くなっています。

まず、日中をみてみますと
▽千葉駅付近で40%増加したのをはじめ、
▽渋谷スクランブル交差点付近で29%、
▽博多駅付近で22%、
▽大阪梅田駅付近で13%、
▽東京駅付近で10%、
▽岐阜駅付近と大宮駅付近で8%、
▽横浜駅付近で6%、
▽神戸市の三ノ宮駅付近で4%、それぞれ増加しました。

▽京都駅付近はプラス1%とほぼ変わりませんでした。

一方、減少した地点は
▽名古屋駅付近でマイナス2%でした。

夜間は、
▽千葉駅付近で72%増加したのをはじめ、
▽渋谷スクランブル交差点付近で58%、
▽岐阜駅付近で50%、
▽博多駅付近で19%、
▽横浜駅付近で17%、
▽大阪梅田駅付近で14%、
▽京都駅付近で6%、
▽神戸市の三ノ宮駅付近で2%、それぞれ増加しました。

一方、減少した地点は
▽東京駅付近でマイナス13%、
▽名古屋駅付近でマイナス10%、
▽大宮駅付近でマイナス5%でした。

1回目の宣言時と比較すると…

また、去年、1回目の宣言が出た時期と比べると、これらの地点の人出はすべて2倍を超えています。
日中をみてみますと、
▽大阪梅田駅付近は557%でおよそ6.6倍、
▽博多駅付近は548%でおよそ6.5倍、
▽神戸市の三ノ宮駅付近は301%でおよそ4倍、
▽京都駅付近は286%でおよそ3.9倍、
▽名古屋駅付近は246%でおよそ3.5倍、
▽横浜駅付近は229%でおよそ3.3倍、
▽渋谷スクランブル交差点付近は217%でおよそ3.2倍、
▽岐阜駅付近は196%でおよそ3倍、
▽大宮駅付近は186%でおよそ2.9倍、
▽東京駅付近は175%でおよそ2.8倍、
▽千葉駅付近は143%でおよそ2.4倍となっています。

夜間も、
▽大阪梅田駅付近は575%でおよそ6.8倍、
▽博多駅付近は538%でおよそ6.4倍、
▽渋谷スクランブル交差点付近は346%でおよそ4.5倍、
▽神戸市の三ノ宮駅付近は324%でおよそ4.2倍、
▽京都駅付近は322%でおよそ4.2倍、
▽岐阜駅付近は281%でおよそ3.8倍、
▽横浜駅付近は260%でおよそ3.6倍、
▽名古屋駅付近は226%でおよそ3.3倍、
▽千葉駅付近は206%でおよそ3.1倍、
▽大宮駅付近は145%でおよそ2.5倍、
▽東京駅付近は116%でおよそ2.2倍で、いずれも2倍を超えています。