大リーグ 今季も延長戦でのタイブレーク制など特別ルール継続

大リーグの今シーズンのルールが発表され、延長戦でランナーを二塁に置いて始めるタイブレーク制などが昨シーズンに引き続き採用されました。

大リーグ機構は9日、選手会と合意した今シーズンのルールを発表しました。

それによりますと、延長に入った際はランナーを二塁に置いて始めるタイブレーク制が採用されました。

また、1日に2試合を行うダブルヘッダーはいずれも7回までとし、延長8回からはタイブレーク制で行われます。

これらのルールは昨シーズン、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて特別ルールとして実施されていて、今シーズンも継続されることになりました。

一方で、昨シーズン採用されたナショナルリーグの指名打者制とプレーオフ進出チームの拡大は盛り込まれませんでした。

これについてアメリカのメディアは「この2つのテーマは今後も大リーグ機構と選手会で協議が続く可能性はある」などと伝えています。

このほか、ベンチ入りできる選手の数は、昨シーズンは30人でしたが、今シーズンは例年通り26人となり、9月以降は28人に拡大されます。

また、今シーズンの新型コロナウイルスの感染対策についても発表し、陽性反応を示した選手には最低10日間の隔離を義務づけることや、選手やスタッフは感染者が出た場合に接触者を追跡するための機器を装着することなどが新たに盛り込まれました。

大リーグは2月17日から各チームのキャンプが順次始まり、4月1日に開幕する予定です。