日本マクドナルドHD 営業利益11.7%増 過去最高の312億円に

日本マクドナルドホールディングスの去年1年間の決算は、新型コロナウイルスの感染拡大で、テイクアウトや宅配の需要が増えたことから、本業のもうけを示す営業利益が、過去最高の312億円となりました。

日本マクドナルドホールディングスが発表した去年1年間の決算は、売り上げが2883億円と前の年を2.3%上回りました。

また、本業のもうけを示す営業利益も11.7%増えて、312億円となり、過去最高となりました。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で営業時間を短縮し、店内での飲食は減ったものの、ドライブスルーなどテイクアウトが伸びたほか、宅配に対応した店舗を増やして、いわゆる「巣ごもり需要」を取り込んだことが主な要因です。

会社では、宅配やドライブスルーなどのサービスをさらに強化する方針で、ことし1年間の決算について、売り上げは去年を3.9%上回る2995億円、営業利益についても2.3%増えて320億円になるという見通しを示しました。

サラ・カサノバ社長は、オンラインでの記者会見で「新型コロナウイルスの流行が収まらず、ことしも不確実性の高い1年になると予測しているが、顧客の声に耳を傾け、ニーズに応えられるよう尽力したい」と述べました。