エンジェルス 大谷 約8億9000万円 2年契約で球団と合意

大リーグ、エンジェルスの大谷翔平選手が新たに球団と総額850万ドル、日本円でおよそ8億9000万円の2年契約を結ぶことで合意しました。

これは8日、エンジェルスが発表しました。

大谷選手は、大リーグ3年目を終えたこのオフ、初めて年俸調停の権利を得ましたが、先月までに球団と契約合意に至らず、アメリカのメディアは大谷選手側が年俸330万ドル、およそ3億5000万円を希望したのに対し、球団側は250万ドル、およそ2億6000万円を提示したと伝えていました。

今月19日には、中立の立場の調停人がどちらかの希望を採用する公聴会が開かれる予定でしたが、球団によりますと、総額850万ドル、およそ8億9000万円の2年契約で大谷選手と合意したということです。

契約の内訳は今シーズンが300万ドル、およそ3億1600万円、来シーズンが550万ドル、およそ5億7800万円です。

大谷選手のこれまでの最高年俸は、日本ハムでの最終年だった2017年の推定2億7000万円で、今回の契約で自身の最高年俸を更新しました。

公聴会の前に球団と契約に合意したため、調停は回避されます。

エンジェルスのミナシアンゼネラルマネージャーは、電話会見で「1年契約をまとめるには時間が足りなかった。その後、複数年に切り替えて契約を考えたが、ユニークな投打の二刀流で前例もほぼない中、双方の理にかなった契約で合意できてよかった」と話していました。

大谷の代理人「野球に集中できる」

大谷選手の代理人を務めるネズ・バレロ氏は8日、オンラインで会見し「大谷選手も合意を喜んでいた。これで2年間は何も心配することなく練習に取り組むことができ野球に集中できる。彼にとってはプレーできることがいちばん重要でそれがすべてだ」と話しました。

また、このオフの大谷選手の状況については「練習の強度を上げて、投打ともに調整を続けてきた。実戦を想定した練習もしてきたし、すべて順調に来ているので非常に楽しみだ」と説明し、今シーズンの投打の二刀流復活に期待を込めていました。

大幅アップ 大谷の年俸推移は

新たに2年契約を結んだ大谷選手の今シーズンの年俸は、昨シーズンの当初の額と比べても4倍以上の大幅アップとなり、日本ハム時代を超えて自身の最高となりました。

大谷選手のプロ7年での年俸推移です。

プロ野球の日本ハム時代は、金額はすべて推定で1年目の1500万円から順調に伸ばし、3年目の2015年には1億円の大台に乗せました。

日本ハムでの最終年となったプロ5年目の2017年には2億7000万円となり、前例のない投打の二刀流での活躍が高く評価されました。

一方、大リーグでは大リーグ機構と選手会の労使協定によってアメリカとカナダ、プエルトルコ以外の25歳未満の選手ははじめはマイナー契約となり、大リーグへの昇格後も年俸は最低保障額での契約となります。

そのため23歳でエンジェルスと契約した大谷選手の年俸も、大リーグ1年目の2018年は54万5000ドル、日本円でおよそ5700万円となりました。

また3年目までは球団が年俸を決められるため、新人王に輝いた翌年の2019年も65万ドル(およそ6800万円)、去年は70万ドル(およそ7400万円)と大幅なアップはなく、さらに去年はシーズンが162試合から60試合に大幅に減ったため、実際の年俸も試合数に応じておよそ2700万円となっていました。

大谷選手は大リーグの登録から3年がたったこのオフ、初めて年俸調停の権利を獲得し、球団側と交渉を続けた結果、大リーグ4年目となる今シーズンは300万ドル(およそ3億1600万円)、来シーズンは550万ドル(およそ5億7800万円)の2年契約で合意し、大幅な年俸アップとなりました。