沖縄 宮古島 小中学校や県立病院が再開 コロナ感染者減少傾向

新型コロナウイルスの急速な感染拡大の影響で臨時休校となっていた沖縄県宮古島市の市立の小中学校などは、感染者の減少傾向を受けて8日から一斉に再開しました。

宮古島市では先月、1日に公表される新型コロナウイルスの新規感染者が30人を超える日が続くなど、感染が急速に拡大しました。

このため、先月28日から市立の幼稚園や小中学校のすべてが休みとなりましたが、感染者の数が減少傾向にあることを受け、8日から一斉に再開しました。

このうちおよそ490人の生徒が通う平良中学校では生徒たちが12日ぶりに元気に登校し、友人との再会を喜んでいました。

1年の男子生徒は「学校が再開して友人と話をすることができてうれしい。早く授業を受けたい」と話していました。

池城健校長は「久しぶりに生徒たちの明るい声を聞いて安心しています。生徒たちが学校で感染しないよう全職員で見守っていきたい」と話していました。

また、急増する感染者の対応で医療体制がひっ迫しているとして先月26日から休止していた県立宮古病院の一般外来の受け付けも8日、2週間ぶりに再開しました。