埼玉県 新型コロナ 高齢者施設でクラスター 入所者36人感染

埼玉県内の高齢者施設で7日までに入所者36人が新型コロナウイルスに感染していたことが確認され、県は感染者の集団=クラスターが発生したとして感染経路などを調べています。

埼玉県によりますと、クラスターが発生したのは県内の高齢者施設で6日、入所者32人の感染が確認されたということです。

この施設ではこれまでに入所者4人の感染が確認されていて、感染者は合わせて36人になりました。

県はクラスターが発生したとして、濃厚接触者の特定や感染経路などを調べることにしています。

県は外部への感染が確認されていないことなどから、施設名を公表していません。

また、すでに集団感染が確認されている越谷市の医療機関では、新たに入院患者3人の感染が確認され、これでこの医療機関での感染者は24人となりました。

このほか、すでに集団感染が確認されている医療機関や高齢者施設でも新たな感染が相次いで確認されています。

埼玉県内では、7日新たに187人が新型コロナウイルスに感染していたことが確認されたと発表されました。

内訳は、
▽埼玉県の発表が129人、
▽さいたま市が21人、
▽越谷市が19人、
▽川口市が16人、
▽川越市が2人となっています。

これで、県内で感染が発表されたのは、合わせて2万6709人となりました。

一方、県は新型コロナウイルスに感染した合わせて4人が死亡したと発表しました。

このうち、80代の女性は集団感染が起きている行田中央総合病院の入院患者で、この病院で亡くなったのは16人となりました。

これで県内で感染が確認され、死亡した人は409人になりました。