ワクチン 高齢者は医療機関での個別接種も柱に 自民が提言案

新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐり、自民党は政府への提言案をまとめ、65歳以上の高齢者は基礎疾患のある人も多く、副反応などを早期に把握する必要があるとして、自治体による集団接種だけでなく、医療機関での個別接種も柱とするよう求めています。

政府が感染対策の決め手と位置づけ、今月中旬の開始を目指すワクチン接種をめぐり、自民党の作業チームは提言案をまとめました。

この中では、65歳以上の高齢者については基礎疾患のある人が多いと考えられ、副反応などを早期に把握する必要があるとして、自治体による集団接種だけでなく、医療機関での個別接種も柱とするよう求めています。

また、接種にかかる費用だけでなく、会場の借り上げや感染防止策なども含めて国がすべて負担することや、EU=ヨーロッパ連合がワクチンの輸出を許可制にすると発表したことを踏まえ、外交ルートを通じて、契約したワクチンが確実に輸入できるようにすることなどを求めています。

作業チームは来週にも提言を正式にまとめ、菅総理大臣に申し入れることにしています。