愛媛 新居浜 新型コロナワクチンの冷凍庫が到着

新型コロナウイルスのワクチンの先行接種の対象となっている愛媛県新居浜市の病院に4日、ワクチンを保管する冷凍庫が到着しました。

新型コロナウイルスのワクチンをめぐっては、先行して接種を受ける医療従事者への副反応を調べるため、厚生労働省は新たに研究班を立ち上げ、全国の100の国公立病院で先行接種を実施します。

愛媛県では新居浜市にある愛媛労災病院が唯一の対象で、4日は段ボールでこん包された冷凍庫が到着し、設置されました。

冷凍庫は高さ1メートル近く、横が64センチ、奥行きが49センチありマイナス80度まで冷却できるということです。最大でおよそ2万5000回分のワクチンを保存できます。

この病院では先行接種の希望者を募ったところ、340人の職員のうち200人以上が希望し今月下旬に順次、接種する予定です。

接種を希望したという愛媛労災病院の長嶋一泰薬剤部長は「ワクチンを打つことで得られた安全性などのデータが、少しでも皆さんに役立てばと思う」と話したうえで「温度管理はもちろん大切なワクチンなので、スムーズに使われるように、しっかりとした管理をしていきたい」と述べました。