生活保護申請 3か月連続増加 全国1万9000件余

新型コロナウイルスの感染拡大で雇用への影響が広がる中、去年11月の生活保護の申請件数はおよそ1万9000件と、前の年の同じ月より増え、3か月連続の増加となったことが厚生労働省のまとめで分かりました。

厚生労働省によりますと、去年11月に生活保護が申請された件数は、全国で1万9072件で、前の年の同じ月と比べて500件、率にして2.7%増えました。

生活保護の申請件数が前の年の同じ月より増加したのは、3か月連続となります。

また、去年11月に生活保護の受給を新たに始めた世帯は1万6905世帯と、前の年の同じ月と比べて425世帯、2.6%増えました。

生活保護を受給している世帯は、全国で163万6411世帯で前の年の同じ月とほぼ同じでした。

厚生労働省は申請件数が前の年と比べて3か月連続で増加したことについて「新型コロナウイルスの感染拡大による失業などの影響が、あらわれはじめていると受け止めている。引き続き、状況を注視したい」としています。