ワクチンの副反応割合は0.24% 国民約3割接種のイスラエル

速いペースで新型コロナウイルスのワクチンの接種を進めているイスラエル政府は、先月下旬までに接種した国民のおよそ3割にあたる276万人のうち、副反応が出た割合は0.24%だったと発表しました。

イスラエルでは去年12月中旬から新型コロナウイルスのワクチン接種が始まり、アメリカの製薬大手ファイザーなどが開発したワクチンを中心に接種を進めています。

イスラエル政府は、先月27日までに接種した人の副反応をまとめ、公表しました。

それによりますと、1回目を接種した276万8200人のうち、副反応があったのは6575人で、割合にして0.24%だったということです。

また、2回目では137万7827人のうち、報告は3592人と、割合にして0.26%だったとしています。

副反応のほとんどが痛みや腫れなどの軽い、一時的な副反応だった一方で、入院が必要になったのは100万人に対し、1回目で17人、2回目でおよそ3人だったということです。

さらに、報告書では、若い人や女性で副反応が出やすい傾向にあったと指摘しています。

イスラエルでは、世界でも特に速いペースでワクチン接種が進む一方で、1日の新規感染者数は6000人前後と高止まりの状態が続いていて、3度目となる厳しい外出制限が続いています。